関西鉄むす&萌キャラ巡り紀行 ~03 泉北線の里帰りと、ガチャコンのアイドル~
どうも、やっと暖かくなった時期に安堵の息をつく既望路です
長い長い冬が終わり、やっと春…
といいたいところですが、きっと外に出る頃には夏なんでしょうねぇ…
(春なんて最初からなかった)
恒例の近況報告もネタに困るような状況下ですが、ひとつ
サイドバーのカテゴリー欄を色々いじり、一部カテゴリーをまとめたほか、100個ぐらいあった鉄道系記事を細分化させました
いわゆるカテゴリー階層化ってやつですね
作成に当たり、こちら様の記事を参考にさせていただきました
「神社」「お寺」「お城」の脱線系も、「観光地」でひとまとまりに
どことどこをひとまとまりにするか、色々悩むところもありますが、おいおい手を加えていきます*1
まあ、これからもいろいろな場所をのんびりイジっていくかと思います、はい
さてさて、ではさっそく本題へ入っていきましょう
前々回から続いていた夏のスタンプラリー編も、ついに最終回です(多分)
脱線要素は… あるかもしれない
では、どうぞ
2016-8-22 関西鉄道むすめ&萌キャラスタンプラリー道中 03
谷上を経由し、一旦大阪へ戻ってきた第一回
続く第二回では、千里中央-(大坂モノレール)-万博記念公園-(〃)-宇野辺-(徒歩)-茨木-(JR)-和歌山-(和歌山電鐵)-伊太祈曽-(〃)-和歌山-(JR)-三国ヶ丘
のルートで、大阪と和歌山を往復しました
スタンプも3つ回収し、残るスタンプは3つに
徐々に夕暮れが近づくなか、続いて向かう場所は…
ニュータウンに降り立った天使
車両は南海最古参グループ(のはず)の6000系の派生、6300系*2(多分)
(南海は中々縁がないので、未だに疎い…)
南海らしい湯たんぽみたいな車体です
コヤツに乗って、終点の和泉中央へ向かいます
スタンプゲット
しれっとやってきましたが、ここ和泉中央駅は、泉北高速鉄道の駅
泉北高速鉄道は、中百舌鳥と和泉中央を結ぶ、別の鉄道になります
高度経済成長期により人口がボッコボコ増えた大阪
北千里の千里ニュータウン*3などが開発される中、この泉北地域にも新しいニュータウンが作られることになりました
その、新しいニュータウンとセットで作られたのが、この「泉北高速鉄道線」になります
元々は南海の支線で建設する予定でしたが、当時の南海が事故起こしまくり*4で、そんな余裕がなかったので、大阪の既存の3セク会社である「大阪府都市開発」*5が免許を取得し、1971年に「泉北高速鉄道線」開通させました
ただ、会社自体はトラックターミナル*6を運営している会社だったので、開業当時は業務をお隣の南海に委託していました
また、車両の保守点検も同様だったので、初期の車両は南海と大体仕様が同じだとか
ただ、1986年に鉄道事業法が公布されたため、本格的に第一種鉄道事業者となり自立*7
車両も1990年登場の5000系から、独自色が出てきました
親離れってやつですかね(違
そうやって何年も、3セクの「大阪府都市開発」による運行が続いていた泉北線でしたが、2014年に民営化大好きおじさん大阪府により民営化されることになりました
当時、大阪府が5割、大阪ガス・関電等が残りを持っていた株*8でしたが、紆余曲折を経て*9、南海電鉄に全て売却
「大阪府都市開発」を「泉北高速鉄道」に改名した上で、南海電鉄の子会社となりました
里帰りですかね(違
民営化前の大阪府都市開発(株)と泉北線のHPですが、確かに、「大阪府都市開発」の文字やロゴが入っていますね
社名を変えてからまだ数年
探せば前の痕跡も見つかるかもしれませんね
そんな、泉北高速鉄道についての脱線でした
泉北高速鉄道 3000系50番台
3000系の中間車を先頭車化したグループですね
普通の泉北3000系(左)は、南海6200系(右)をベースに作られているので、似たような顔してます
(南海6200系より低コストだったり、セミステンレスだったり差異はありますが)
で、お前はなんだ
泉北が廃車にした3000系を、南海が買い取って走らせているという逆輸入現象もあったり
話を戻して…
と言いたいところですが、とある編成と来る途中にすれ違ったので、こうして途中駅で降りて待機しています
この時、携帯で今はなき「えきから時刻表」を使ってスジを追ったわけですが…
ガラケーなんぞには既に対応していなかったので、画面がグッシャグシャだったんですよね()
ガラケーは捨てられた文明だと改めて理解
崩れた文字を解読し、上手いこと行けばギリギリ遭遇できることが判明…
まあ、結果から言うと駄目でしたけど
大人しくスレチを無理やり撮って我慢
狙っていたのはこちらの、「和泉こうみラッピング」編成
和泉中央駅開業20周年記念イベントの一環で登場したラッピング編成で、車体に大きく和泉こうみちゃんとせんぼくんが描かれているのが特徴
和泉こうみちゃんは、関西の私鉄では和歌山電鐵、京阪電鉄に続く3人めの鉄道むすめ
積極的なグッズ販売の他、駅や車両にラッピングなどかなり活躍しています
2018年に行われた人気ランキングでは、三陸鉄道の久慈ありすちゃんと幾度の決定戦を経て、2位に輝きました
東の久慈ありす、西の和泉こうみ
ですかね
最近では、新しいビジュアルも登場し、さらなる活躍に期待ができます
湖畔に降りた女神
写真ない
泉北高速鉄道 準急 なんば
三国ヶ丘着
何故か奈良線の車両が走ってます(
関空紀州路快速 大阪環状
基本JRでは語ることないんですよね
すっかり幌も定着しました
新快速 野洲
そして新快速で一気に東へ
曇天ですが、夕暮れ時です
今ではすっかり減ってしまった旧塗装
これに今度は石山寺の方へ
ステッカーも鉄道むすめ
そして到着、石山寺
こちらの彼女は「石山ともか」さん
2010年のフィギュア販売終了以来、長らく新規キャラが登場していなかった「鉄道むすめ」*10
2013年より、「鉄道むすめPickUp!」という、電撃ホービーマガジンのコーナーにて再び新規のキャラ登場が再開しました
彼女は、その第一弾になります*11
関西の大手私鉄では初の鉄道むすめにして、和歌山電鐵に続く、2人めの関西私鉄
「ついに関西にも風が来た」と喜んでいたのも、気がつけば7年前(しみじみ)
パネル設置の他、車内の案内ステッカーや、駅でのラッピング、ひいてはラッピング列車の運行と、こちらもかなりの活躍をしていました
最近は少し大人しめではありますが、グッズは出ているのでまだ安心できますかね
(イラストが限られているので、グッズ展開等の長期維持が中々難しいコンテンツでもある)
そんな艷やかな黒髪が美しい彼女のスタンプを早速…
と思っていましたが、スタンプ台が見当たらず
ええ、どうやら時間を間違えていたらしく、既に撤収してました()
要再来訪ですね
再びJR石山へ
気がつけば草津線直通列車が出ている時間です
新快速 敦賀
石山からは新快速で一気に北上、近江八幡まで
(まだ北上するのか…)
湖東のアイドル
バスじゃないです、近江鉄道です
時刻は午後6時半
夏とはいえ、流石に日も落ちます
方向幕ですかね
亡き快速の他、下の方に至ってはほぼ酒ですね(
厳しい経営の中、色々画策しているのがここからも伝わってきます
そして到着、八日市駅
「◯日市」という地名は、大体市場町として発展した都市で、八日市の場合は、8日ごとに市場(定期市)が開かれていたそうで
乗ってきたのは、近江鉄道900形
元西部101系になります
近江鉄道の歴史は古く、1900年の時点で既に「近江鉄道」の名で、彦根~貴生川を開通させていました
後に電化のために宇治川電気*12の傘下に入るものの、戦時中の電力統制により、手放されることに
この宙ぶらりんの近江鉄道を支えたのが、西武鉄道の親会社でもあった箱根土地(株)*13で、この箱根土地の傘下に入って以後、今日に至るまで西武グループの一つとして続いています
(箱根土地の社長、堤康次郎の出身が、近江鉄道の走る愛荘町だったそうで)
そのため、現在営業運転されている車両は全て、西武のお古になります
恐らく近畿圏で唯一、関東私鉄の傘下である鉄道会社ではないでしょうか?
(旅行会社やら不動産会社やらうどん屋やらが走らせている鉄道ならありますが)
というわけで、スタンプゲット
お手製上りが可愛らしい
こちらにもちんまり描かれているのが「豊郷あかね」ちゃん
元からグッズ販売に熱心*14な近江鉄道、鉄道むすめも例に漏れず、かなり積極的に展開
こちらもラッピング列車の運行や、他社とのコラボレーション(西武子会社繋がりで、伊豆箱根鉄道とコラボしました)などが行われています
また、「豊郷あかねフェスタ」となるイベントを地方自治体との協力の下、沿線の某小学校跡で開催したり、最近は自治体を始めとする地域活性化プロジェクトにも参加するなど、鉄道会社のキャラを超えた活躍を見せています
最近では新しい鉄道むすめである「日野せりか」ちゃんも登場し、ますます賑やかになっています
\ #鉄道むすめ 新キャラクター/
— トミーテック広報:立石あやめ/鉄道むすめ (@tateishi_ayame) 2019年3月7日
【日野せりか】
近江鉄道、八日市駅の駅務掛さん。
威勢のいい挨拶が特徴でお祭りが大好き。特に好きなのは琵琶湖で行われる花火大会。ラッピング電車や特殊な電車も大好きで、芸術系気質もあるのかも?https://t.co/2thRGKAIni#近江鉄道 pic.twitter.com/h78xAIOTKF
現在スタンプラリーが行われているので、この春に水間電鉄や和歌山電鐵と共に訪れる予定でしたが、結局中止になってしまいました…(おのれウイルス)
こちらは、近江鉄道のラッピングが施されたお茶
賞味期限が3年前とか言わない
近江鉄道の他、同じ西部傘下の伊豆箱根鉄道や、西武のお古を貰った三岐鉄道でも、赤電塗装の列車が走っています
この820系も、元は西武401系で、近江鉄道にしては珍しく小規模の改造に留められています
それでも、車両限界対策に削られた車体の隅など、近江鉄道の匠の技が光る箇所は見られます
200形や700形が亡き今、とんでもない魔改造車はいなくなりましたが、それでもクセの強い車両が集まる近江鉄道
保存車両の一斉解体など、厳しいニュースもありますが、中々面白い鉄道です
新快速 姫路
近江八幡から再び大阪方面へ
向かった先は…
やけいでーと
神戸南京町!
そしてポートタワー!!
いや、乗り放題なら夜まで乗りまくらないと損じゃないですか…()
というわけで、最後はしっぽり夜景を堪能します
ノ ル マ ク リ ア
旅行の締めが、ボッチ夜景とか、そんな寂しい展開にはさせませんよ
真下から見ても楽しいポートタワー
鼓のような美しい形状で、建設から50年以上、神戸のシンボルとして聳え立っています
東京タワーとはまた違った魅力があるので、結構好きです
そして帰宅
一日を共に過ごしたスタンプ台紙
北神急行、大阪モノレール、和歌山電鐵、泉北高速鉄道、近江鉄道が増え、素敵なスタンプで彩られました
近江鉄道は彦根城、泉北高速は地車、嵐電は竹林の小径と、その場所ならではの意匠が施されていますねぇ…
残る京阪も近いうちに回収しに行くのでご安心を
普段はJRか京阪ばかりでしたが、今回は普段中々行けない私鉄を巡ることができ、中々新鮮でした
(その分脱線記事も多めでしたが)
余力があれば、それぞれの鉄道でゆっくり撮影も交えて…
というのもやりたかったのですが、貧乏学生にはフリーきっぷで当日中に走り回るのが精一杯
次に機会があれば、それもできるのではないかと考えております
(肝心のスタンプラリーがアレでああなりましたが)
というわけで、三回に渡り続いた関西鉄道むすめ&萌キャラスタンプラリー編、これにて終了です
脱線オンパレードにも関わらず、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
次回は、京阪リベンジ編を交えた、8月編でお送りしたいと思います
では、以上
*1:手を加えていかないときのセリフ
*2:6100系(6000系のマイナーチェンジ車)の台車交換車
*4:一年間に脱線転落事故1回と、追突事故2回を起こし、非難轟々だったとか
*5:当時はただの物流会社
*6:トラックの荷捌き施設
*7:このままだと、第三種になってしまうためだったそうで
*8:結構南海色濃かった割には、資本的な繋がりはなかったんですね
*9:米国の外資系企業に危うく取られかけた https://response.jp/article/2014/02/25/217945.html
*10:2012年に「青森鉄道むすめ」が、青森県の事業の一環で登場していますが
*11:https://tetsudou-musume.net/contents/news/news/131024-ishiyama.php
*12:「五代電力」の一つ、関電の全身の一つでもある
*13:→国土計画興業→国土計画→コクド→プリンセスホテルへ吸収
*14:まあ、経営があれですから